早いもので2024年も最後の「月」になりました。皆さんにとって「2024年」はいかがでしたか。今月は、「新しい年」への準備の時としたいですね。
小高い山のてっぺんに3本の小さな木が立っていました。3本は小さい時からとても仲良し。大人になったら何になりたいかいつも話し合っていました。1本目の木はきらきら光る宝石でいっぱいの宝石箱になるのが夢でした。2本目の木は大きな船になって遠い外国に行くつもりでした。3本目の木はずっとここにいてみんなが見上げるような高い木になりたいといっていました。「きっとそうなろうね!」と3本の木はいつも励ましあっていました。
その後、小さな木たちはすっかり大きくて立派な木になっていました。ところがある日3人の木こりがやって来て木たちを切り倒してしまいます。1本目の木は、宝石箱ではなく牛や羊にわらを食べさせる「かいば桶」になりました。2本目の木は、大きな船ではなく漁師の小船になりました。3本目の木は材木にされ、使い道もきまらないまま放ったらかしにされました。月日は流れ、3本の木は、自分が何になりたかったのかということなど、とっくの昔に忘れてしまいました。
ある日、若い夫婦が家畜小屋にやって来ました。そして彼女はすぐ赤ちゃんを産み1本目の木で作られた「かいば桶」の中に赤ちゃんをそっと寝かせたのです。すると、羊飼いがやって来て、「この赤ちゃんは神の子のイエスさまだ」と言っています。「かいば桶」になった1本目の木は、「え!ぼくは神さまの赤ちゃんを抱っこしているんだ」とても喜びました。
さてある日、ある男たちが2本目の木で作られた船に乗り込んできました。彼らが湖の真ん中を漕いでいると激しい嵐が起こりました。すると船に乗っていた一人の男が、風と湖に「静まれ。」と言うとすっかり静かになりました。2本目の木はこの時、すごい人が自分に乗って湖を渡っていることに気づき、とても喜びました。
最後に、ただの材木になった3本目の木は、ある人に引き取られると十字架にされました。そして、ある男がその十字架を背負わされました。3本目の木はこの時、イエス様の大切なお仕事をお手伝いできてよかった、と喜びました。
これは、古くからキリスト教で伝えられるお話です。3本の木のどれもが、自分が夢に思い描いたような姿にはなれませんでした。しかし、試練に耐えることで彼らの想像を超えた、もっとすばらしい形で彼らの望みは叶えられたのです。
クリスマスは、イエス様が、救い主としてこの世にお生まれになったことを祝う祝日です。横浜女学院でもイエス様のご降誕を祝う準備を進めています。
神さまの愛によって、喜びと希望に満ちた毎日を送ることができますように。
天使は、言った。「恐れるな。わたしは、民全体に与えられる大きな喜びを告げる。今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。 新約聖書 ルカによる福音書 2章10節・11節