主に国際教養クラスでは教科の垣根を越えた授業を積極的に実施しています。ある教科で学んだことを別の教科で学んだことと結びつけたり、比較したり、検証したりする過程の中で、多角的に物事をとらえることができる力を育てていきます。
【2023年度実践紹介】
■中学2年生 社会×国語×理科「壇ノ浦の戦い~源平合戦探究~」
中学2年生の社会では平安時代の歴史について学習し、国語では平家物語について学習します。「史実」として社会の授業で学んだ内容と、「フィクション性」を含む平家物語の内容を比較する中で生じた疑問から「問い」を立て、その問いを理科的な方法を使って検証していく活動を行いました。活動の締めくくりとして、中学1年生を招待して発表会を行い、発表内容をもとに論文を作成しました。
(問いの例)
・「『扇の的』において、那須与一が矢を打ち出す角度は何度が最適だったのか」
・「当時の舟には最大何人乗ることができたのか」
・「兵糧丸は何日間保存することができるのか」
■高校2年生 公共×家庭基礎「『金融教育』~資産形成を体験しよう~」
新学習指導要領に基づき、高校家庭科に導入された金融教育の学習をより充実したものにするために公共の授業と教科を横断して活動を行いました。外部講師を招いての講演会やワークショップを通じて、経済や金融についての理解を深めました。さらに、この活動の一環として「日経STOCKリーグ」に参加し、審査員特別賞を受賞しました。
日経ストックリーグ結果リンク:https://manabow.com/sl/result/24/