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公共×家庭基礎 共同公開研究授業

高校2年生の国際教養クラスを対象とした金融教育の授業を実施しました。以前は、野村證券の方にご来校いただき、出張講義といった形でしたが、今回は本校の社会科と家庭科の教員2名での実施です。

【題材名 】
『金融教育 』 資産形成を体験しよう
(公共:経済分野、家庭基礎: 消費生活分野)
【ねらい】

公共①:経済や金融に関する基礎知識のインプットをした上で、歴史的背景と市場の動きの繋がりについて思考する。

公共②:金融商品に影響を与えうる事柄について、その過程と結果について考察する。

公共③:自分の資産形成シミュレーターへの取り組みに対して、客観的に評価と分析をする。

家庭基礎①:実際の過去の値動きに基づいたシミュレーターで「資産形成」を体験することで、より自分のマネープランを現実的に考えることができる。

家庭基礎②:金融商品の特性を知った上で資産形成の難しさや面白さを体感し、「長期・積立・分散」の重要性を学ぶ。

家庭基礎③:年度当初に告知してある日経STOCKリーグへの興味関心を高める。

生徒たちの能動的な活動をメインとしたこともあり、教員からのインプットのみで得られるものよりも、チーム内での活発な発言で学んだことや感じたことが多くなったようでした。また、「家でお父さんに、投資のアドバイスをもらった」「お母さんはおばあちゃんから○○の株を引き継いでいて、その話を聞いてみた」といった、家庭での会話のやりとりも聞くことができ、金融への興味関心が高まっている成果を感じとることができました。今後の授業においても、「社会貢献に繋がる投資」について更に学びを深めていきます。
公共と家庭科の教科横断という初めての試みとなる授業を実施し、新たな可能性を感じることができました。今後も様々な観点から科目を捉え、深い学びへと繋がるよう模索していければと思います。